2018年03月28日

小型犬飛び出して転倒、飼い主側に1200万円賠償命令


以下は、朝日新聞デジタル(2018年3月23日)からの引用です。

「飛び出してきた犬を避けようとして転び、けがを負ったとして大阪府高槻市の男性が、飼い主と保険会社に3948万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、大阪地裁であった。

塩原学裁判官は飼い主側に1284万円の支払いを命じた。

訴えていたのは40代の男性会社員。

判決によると、男性は2015年6月、高槻市内をランニング中、前方から飛び出してきたミニチュアダックスフントを避けようとして転倒。

骨折した右手首が曲がりにくいなど後遺症が残ったという。

飼い主は当時、犬にリードをつけて散歩させていたが、犬が突然走り出し、手を離してしまったという。
判決は、動物は予想できない行動をとり、飼い主は散歩の際はつないでおく義務があると指摘。

事故はリードから手を離したために起きたとして「過失は重い」と述べた。

その上で、後遺症で男性の労働能力が一部失われたとして、本来得られたはずの収入との差額867万円や治療費などの支払いを命じた。」




飼い主が支払わなければならない損害賠償額が明らかになれば、保険会社は当然支払わなければならない筈ですが、飼い主と保険会社の双方を訴えたのは、どうしてなのでしょうか。

同じ支払いを求める訴えなので、印紙代が増える訳ではありませんが。

いずれにしても、いざという時に助かるのが、保険です。

ペット特有の保険もあるようですが、自動車保険や火災保険、傷害保険の特約として付いていることも少なくないようです。

ただ、交通事故に遭った時の弁護士費用特約もそうですが、ネット保険の場合、自らが積極的に選択しないと特約は付きませんので、残念ながら、いざという時に調べてみたらダメだった、ということが多いですね。

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2018年03月27日

特殊詐欺「受け子」に逆転有罪 最高裁


以下は、日本経済新聞(2018/3/23)からの引用です。

「特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」として詐欺未遂罪に問われた愛知県の男(21)の上告審で、最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)は22日、無罪とした二審・東京高裁判決を破棄し、逆転有罪を言い渡した。

懲役2年4月の実刑とした一審・長野地裁判決が確定する。

二審判決は、特殊詐欺グループのメンバーらが被害者の高齢女性への電話で「口座にどのくらいの金額が残っているんですか」「全部下ろした方がいいですよ」と発言した点について「現金を渡すよう求めておらず、人を欺く行為はなかった」と無罪とした。

第1小法廷は「電話の発言は現金交付に直接つながるウソが含まれており、被害者が現金を渡す危険性を著しく高めた」と指摘。

現金を渡すよう具体的に求める発言がなくても詐欺未遂罪が成立すると結論づけた。

一、二審判決によると、男は現金受け取り役の受け子で、詐欺グループの他のメンバーから指示を受けて高齢女性宅に現金を受け取りに向かい、警戒中の警察官に逮捕された。」




昨年12月の「だまされたふり作戦」に関する最高裁判決↓とは異なり、単なる詐欺罪の実行の着手の有無の問題なので、裁判所のホームページには掲載されないのではないかと思いましたが、早速、掲載されていました↓↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/455645679.html
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=87586

相変わらず減る気配のない特殊詐欺に対して、下らない言い訳は許すなよという、最高裁のメッセージでしょうか。

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2018年03月26日

警察官の偽証認定、違法GPS捜査で一部無罪 東京高裁


以下は、朝日新聞デジタル(2018年3月22日)からの引用です。

「警視庁がGPS(全地球測位システム)端末を使って捜査した窃盗事件の控訴審判決が22日、東京高裁であった。

合田悦三裁判長は一審の法廷で「GPS端末は使っていない」と述べた警察官らの証言を「上司らと意思を通じた虚偽」と認定。

令状無しのGPS捜査を違法とした最高裁判決に従ってGPSで収集した証拠を除外した上で、一審で懲役3年とされた被告の男(37)を一部無罪とし、窃盗罪などで改めて懲役2年6カ月を言い渡した。

合田裁判長は、警察官の虚偽証言について「意図的に事実と異なる証言をすることについて、司法判断を誤らせる危険性があることを知らないはずがない。将来、このような違法捜査を抑制する必要がある」と述べた。

判決によると、警察官らは14年11月〜15年1月、令状なしで被告の車にGPS端末を取り付け、被告の行動を確認した。

取り付けは上司の指示で、担当の検事にも秘匿した。」




続いて、以下は、同じく朝日新聞デジタル(2017年11月28日)からの引用です。

GPS捜査「組織の秘匿事項と思い隠した」 警察官証言

「警視庁が裁判所の令状を取らずにGPS(全地球測位システム)端末を使って捜査した窃盗事件の控訴審が28日、東京高裁(合田悦三裁判長)であった。

捜査を担当し、一審・東京地裁で虚偽証言をしたとされる男性巡査部長が証人尋問で、「GPS捜査は、捜査書類にも書かない組織の秘匿事項と思っていた。上司にも話して了解を得たので、公開の(法廷の)場でも隠した」と述べた。

公判は、2014年に群馬県内での4件の窃盗罪などで起訴された被告の男(37)に対する審理。

一審判決は被告に懲役3年の実刑判決を言い渡している。

巡査部長の証言によると、14年11月〜15年1月、令状なしで被告の車にGPS端末を取り付け、被告の行動を確認した。取り付けは上司の指示で、担当の検事にも秘匿したという。

この日は、ともに捜査した後輩の警察官も出廷。

一審の証人尋問で出廷を求められた際、相談した巡査部長から「組織のためだからGPSは話せない。決まっていること」と言われたと証言した。

GPS捜査について最高裁は今年3月に「令状なしの捜査は違法」と判断している。




2017年3月の最高裁判決については↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/448335763.html

令状なしで被告の車にGPS端末を取り付けたのは2014年11月から2015年1月とのことなので、上記の最高裁判決が出る前のことですが、それでも、当然に、違法収集証拠として排除されるということなのでしょうか↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/254493707.html

それとも、今回は、偽証による秘匿もあったから、ということなのでしょうか。

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