2016年06月30日

証拠捏造に情報漏洩容疑 北海道警の警部補を逮捕 覚醒剤密売人と共謀


以下は、どうしんウェブ(2016年6月22日)からの引用です。

「虚偽調書を基に家宅捜索

薬物捜査に関連し虚偽の供述調書を捏造したとして、道警は22日、証拠隠滅(証拠偽造、偽造証拠使用)と地方公務員法(守秘義務)違反の容疑で、道警薬物銃器対策課警部補の早坂洋平容疑者(38)=札幌市西区発寒6の9=を逮捕した。

道警はこの虚偽調書を基に、50代男宅を家宅捜索し、男を覚せい剤取締法違反容疑で逮捕していた。

過去にもあった

早坂容疑者は「このようなことが過去に何回かあった」と供述しており、道警は同容疑者が過去にも証拠を偽造した疑いがあるとみて、捜査を進めている。

逮捕容疑は、2015年4月9日、覚醒剤密売の仲介者の男と共謀し、50代男について「(その人物が)覚醒剤を持っているのを見た」とする虚偽の調書を作成し、証拠を偽造した疑い。

また、50代男に対する家宅捜索などの捜査情報を仲介者の男に漏えいした疑い。

道警監察官室によると、道警が虚偽調書を基に50代男宅を家宅捜索したところ、覚醒剤0・046グラムを発見し、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕した。

50代男の取り調べを進める過程で、捜査の端緒となった仲介者の調書が虚偽だと発覚した。

昨年10月には銃器捜査でも

監察官室は「虚偽の調書がなければ、家宅捜索や逮捕はできなかった可能性がある」としている。

早坂容疑者は01年採用。

14年4月から同課に勤務し、薬物捜査に携わっていた。

同容疑者は「家族や同僚に迷惑をかけた」などと供述しているという。

道警の白井弘光監察官室長は「道民に深くおわびする。厳正に対処するとともに、原因、業務内容の検証を行い、再発防止に努める」とコメントした。

道警では、昨年10月にも、札幌白石署の50代の男性警部補=辞職=が銃器捜査に関連し供述調書を捏造しようとしたとして、停職3カ月の懲戒処分を受けている。」




50代男は、実際に覚せい剤を所持していて、使用していたのだと思いますが、覚せい剤をこっそり忍ばせ、尿もすり替えられれば、あっと言う間に、犯罪者の出来上がりですね。




という訳で、以下は、朝日新聞デジタル(2016年3月16日)からの引用です。

覚醒剤「尿すり替えた疑い」と無罪 判決「捜査ずさん」

「覚醒剤取締法違反(使用)の罪に問われた東京都町田市の男性(47)に対し、東京地裁立川支部(深野英一裁判官)は16日、無罪(求刑懲役2年)とする判決を言い渡した。

同支部は、男性の尿から覚醒剤の陽性反応が出たとする警視庁作成の鑑定書を証拠採用しなかった。

判決は「男性の尿が何者かにすり替えられるなどして、別人の尿が鑑定された疑いが否定できない」と指摘。

警視庁の捜査を「極めてずさんで、信用できない」と厳しく批判した。

裁判では、捜査で採取された尿を保管していたポリ容器の封に、本来あるはずの男性の署名と指印がなかったことが明らかになった。

判決は、捜査をいったん放置していた町田署の警察官が再び捜査を進めることになり、「被告の尿が見当たらず、証拠を紛失したことを取り繕うため、警察内部の何者かが白地の封がされた尿入りの容器を作った可能性がある」と指摘した。

判決はさらに、尿を採取する際に作られる捜索差し押さえ調書についても「虚偽の内容で、つじつま合わせで作られた可能性がある。重大な違法証拠だ」と言及。

「捜査の基本さえおざなりにされた、信頼性が低い捜査だ」と非難した。

男性は昨年3月上旬から25日までの間に、若干量の覚醒剤を使ったとして同年5月に逮捕され、6月に起訴された。

捜査段階から一貫して否認していた。

男性の弁護人は判決後、「検察は控訴せず、『尿のすり替え』という重大な不正行為について、過去にさかのぼって徹底的に調査すべきだ」と話した。

警視庁は「調査の結果、尿を取り違えた事実は確認できなかった。本事案を重く受け止め、捜査員に対する指導を徹底し、再発防止に努める」、東京地検立川支部は「判決内容を精査し、今後の対応を検討したい」とのコメントを出した。」




50代男は、さすがに、起訴はされないのでしょうが、何ともはや、恐ろしい話です。

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2016年06月27日

三菱自、軽4車種に1台10万円賠償 軽以外の5車種も3万円 燃費不正で会長・社長会見


以下は、日本経済新聞(2016/6/17)からの引用です。

「三菱自動車は17日、燃費の改ざんがあった軽自動車4車種について、顧客に一律10万円を支払う方針を明らかにした。燃費がカタログ表示より悪かったことによる燃料代の差額などを賠償する。同様のデータの改ざんが見つかった「パジェロ」など軽以外の5車種については一律3万円を支払う。

10万円を賠償する対象は三菱自の「eKワゴン」「eKスペース」と日産自動車に供給した「デイズ」「デイズルークス」の4車種で計62万5千台。賠償額には燃料代の差額のほか、車検の際に顧客が支払う自動車重量税の差額も含む。購入時に支払った軽自動車税と自動車取得税の納付不足は、三菱自が国と地方自治体に別途支払う。

国土交通省で記者会見した益子修会長は「燃費悪化の影響はお客様によって異なるが、わかりやすさを考えて一律10万円とさせていただく。ほとんどのお客様の負担増をカバーできると思う」と説明した。

軽以外でも、燃費データの改ざんが発覚した5車種について一律3万円を支払う。三菱自は同日、5月18日に不正を公表した「パジェロ」「RVR」に加え、過去に販売した「アウトランダー」「コルト」「ギャランフォルティス」でも新たにデータ改ざん見つかったと発表した。対象台数は計約10万台。

三菱自の社内調査では、2006年以降に販売した20車種の全てで、燃費データの机上計算や規定と異なる試験など何らかの不正が見つかった。このうち、燃費を良く見せるため意図的にデータを改ざんしていた9車種に対して賠償金を支払う。

益子会長は「長年にわたる度重なる不正について、改めて心よりおわび申し上げる」と陳謝した。燃費データの認証部門と開発部門の分離や、社内の監査体制強化など23項目からなる再発防止策も併せて発表した。」




燃料代や税金の差額なんて、微々たるもので、最も大きな損害は、中古車相場の下落ではないでしょうか。

「消費者の財産的被害の集団的な回復のための民事の裁判手続の特例に関する法律」は、平成25年12月4日に成立し、平成28年10月1日から施行されますが↓、施行前の損害には、遡れないことになっています(附則第2条)。
http://www.caa.go.jp/planning/index14.html

対象台数だけで、72万5千台。

すぐに、被害者弁護団が、結成されるのではないでしょうか。

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2016年06月24日

ウサギ治療ミスで骨折、動物病院に支払い命令 東京地裁


以下は、朝日新聞デジタル(2016年6月16日)からの引用です。

「飼っていたウサギが骨折し、死んだのは動物病院の不適切な処置が原因だとして、東京都内の女性が、品川区の動物病院の運営会社に約135万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、東京地裁であった。

手嶋あさみ裁判長は、死亡との因果関係は認めなかったが、病院の処置でウサギが骨折したと認め、約43万円の支払いを命じた。

判決によると、女性は2011年12月、この病院で当時5歳のオスのウサギの歯の切断を依頼。

院長が口を開く器具を使い、歯を切断した後、アゴの骨が折れていたことが別の病院で発覚。

ウサギは食欲不振が続き、12年3月に死んだ。

判決は、器具で口を開いた際にウサギが骨折したと認定。

「麻酔下で処置するのが一般的で、無麻酔で行うなら特に慎重にする必要があったのにその義務を果たさなかった」として、慰謝料8万円や別の病院での治療費などの支払いを命じた。

一方、死亡は腎不全が原因だとして、骨折との因果関係は否定した。

女性の代理人弁護士は「ウサギの治療をめぐる裁判は珍しい。死亡ではなく骨折だけで一定の慰謝料を認めた意義のある判決だ」と話した。

女性は代理人を通じ「家族同然だったウサギのために裁判で2年以上闘ってきました。痛ましい事故が二度と起こらないよう、獣医療の質の向上を願います。今でも可愛いウサギの姿は忘れられません」とコメントした。」




死亡と骨折との因果関係は否定し、アゴの骨の骨折だけで、慰謝料8万円ですか。

近年は、ペットを家族同然に可愛がる方も多く、このような傾向を反映して、飼い主の慰謝料請求も認められるようになっているとはいえ、死亡した場合でも、慰謝料は数十万円程度です↓
http://morikoshisoshiro.seesaa.net/article/377323516.html

別に、動物病院側の肩を持つ訳ではありませんが、人間の場合ですら、被害者である本人が、生命を害されたか、それに比肩すべき精神上の苦痛を受けた場合にのみ、近親者の慰謝料請求が認められるとする最高裁昭和33年8月5日判決↓との整合性は、どうなのでしょうか。
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=52849

さて、どうなるのでしょうか。

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